今回は 点検口 です。
ハイ!要りますよ!絶対必要です!これは削れません!
タイトルの都合上、シリーズ物なのでお許し下さいw
というわけで、どこにあるとベストに近くなるか?の考察です。
点検口なので必須設備。天井と床下の2つ、絶対に家の中のどこかにあります。
これは戸建てでも集合住宅でも同じ。
キッチンによくありますよね、床下収納。
あれの蓋を取ればあっという間に床下が見えます。
もうひとつは押入れかクローゼットの中にあれば、特定の天井を押せば開きます。
担当してもらった工務店でも初期はキッチンの床にされそうになり、要望をだしまくりました。最初にリスト化してます。→間取り公開!@ここまで変わっていきました
要望をリスト化するとき、「天井の点検口はどこですか?」と聞いたら一階パントリーかな、それとも別の場所にしましょうか?収納庫だと片付けるのめんどくさいですよね、どうしましょうかね?ときたため、床下も合わせて出したのです。
※おそらくですが、パートナーの職業柄もあり工務店側がこういう聞き方になっているんだと思う。設計士さんとパートナーで施工例あれこれ出してフムフムさくさくテキパキ話し合ってて数十分で決まったwww
そんなスタンダードスタイルが不満で我が家では変えてしまいました。
浴室の天井!(賃貸でも普通に見ますよね)
洗面所の床下!(多分珍しいと思います。探せば他にもいらっしゃいます)
昔の家だと玄関の上がり框の横からとかでしたよね?
現代の家とは違って、土間そのものの段差がかなりあるので可能だったんだと思います。昔祖母宅であそこが開くのを初めて見たときはびっくりしたw
床下収納がほぼ毎日立つキッチンにあるのは何故かというと、そのまま収納問題を冷暗所の保管場所と結びつけているのではないかと。それと、冷暗所自体が現代住宅ではかなり数を減らしていること自体が、まだ床下収納が生き残っている一因と考えます。あと漬物を作るような家庭、詰め替え品やビン・カン類を大量にストックする家庭がどれくらいあるのか?
入れる人は入れるけど、入れない人は入れない。
もし非常食だとしたら、地震があったら倒壊散乱するものが多く危険度が高まるキッチンにあるのは防災視点からしても厳しいのではないか?すぐに取り出せないところにあるのは非常時に対する備えとしてはあまり良くない。
なにより踏むたびに蓋部分が少しミシッとしますし、ミシッとするときたわむのでどうしてもホコリが入ります。中にあんまり重いものを入れると収納部分のプラ部分がめげたり壊れたりする恐れがあります。耐荷重は家の工法やメーカーによりますが、数十kg〜で、100kg耐えられるようなものはだいぶ大型だったりします。
※住人の体格によっては蓋部分の耐荷重も気になる。
洗面所の床下から見ていきましょう。
出入り口や浴室ドア前、洗面台前など、よく立つ場所にはしないほうがいいです。
水錆とミシッどちらが確率が高いかといったら断然圧倒的にミシッ。水はそうそう溢れない。なんとなく保護目的で余ったマットを適当に…。
ここです。オープン!
わーホコリたまってるー!
鍵渡しと引っ越し後の業者さん立ち入り以降、一年以上開けてないわ!!!
洗面所でこのホコリの落ちようです。洗面所よりももっと立ち入る時間の長いキッチンにあったらどういうことになるか、床下収納の中にどれだけ落ちるか、私たちがキッチンを避けたがったか、これでおわかりいただけたでしょうか…?
ホコリがすごく落ちやすい場所に食料品置きたくない。
子供の頃実家でお好み焼き粉を落としてぶち撒けて掃除に難儀したのはよく覚えてるorz
更に奥の様子。結構シンプル。
奥はキッチンへ繋がってます。お湯はエコキュート。
実はねー、我が家のモデムルーターの場所も浴室の天井裏なの。
一階の天井裏だから真ん中なんですよ。2階建てにはちょうどいいじゃないですか?
屋根裏だと夏の暑さが大敵なので、真ん中である程度温度的にも保護。
[モデムルーター 収納] でググるとこの通り、皆様お悩みなことがよく伝わってきます。
これすごくわかるのよ、ADSL時代なんてそんな感じだったわ。
LANを繋ぐ都合もあるし、何より邪魔だから電話FAX機の横にセットみたいに置いたりね。
次は浴室の天井からお送りします。賃貸でもこういうのありますよね。
丸いところを回して蓋を押して開けて…
デデーン!我が家のモデムルーターはここ!
有線LANと無線LAN両方使えるようにしてあります。
しかしまぁフラッシュ焚くとモデムのランプがほとんど写らないのねw
さてこのコードの集合体は何でしょう?
答えはブレーカーでした!
あ、50Aだったわ。
オール電化で60Aだと過去記事のどこかに書いた気がするけど、この場で訂正いたします。
このように天井床下の点検口とブレーカー管理は浴室洗面所に集約させています。
というわけでインフラ縦断を狙うテロリストはここに立てこもったらいいよ
「湿気は?」 と心配なさる読者も多いかと思いますが、
こんなことで湿気てカビたら配線自体もできないことになります。
この蓋自体と換気でかなり防御されているので問題ありません。このへんにサーバールーム作る人もいるし、自分で色々いじくりまわしたい人以外はほとんど触らないで放置する物なのでどんどんやったらいいと思うw
押入れやクローゼットの中だといざという時に移動させたり片付けたりするのが大変だし、いつも立ち入るところに床下収納があると保管している物の上までホコリでベトベトになって嫌になるし。
あと、絶対床下収納がないとダメ!という理由ありますでしょうか?収納が少ない以外は?
ぬか漬けも冷蔵庫の中の方が常温より失敗しにくくなるし、何よりよく漬かります。家設備の変化もそうですが、気候の変化も大きな要因なのではないかと思います。
そしてメーカーによっては家全体を温めるので、冷暗所にはならないためいらなかったりします。 ここで書いたことが他メーカーでも適用できるかどうかは絶対ではないので、もしメンテ入るときに生活上よく使ってて邪魔な場所に点検口を設置されたら…という意味で相談するといいアイデアが出てくるかもしれません。
ほっとくとキッチンやどこかの収納に点検口つけられることが最多ケースなので忘れずに注目しておきたい点。
なぜこんなに力説するかというと。
お恥ずかしながら私たち2人ともぎっくり腰が持病でして…
ふとした拍子に突如襲いかかる悪魔の一撃。
ガラスの腰の持ち主にとって床下収納は大敵だからです…。
腰をかがめて入るような収納部屋(建築法の関係で1400mm以下で作らなくてはなりません)は施主の任意でつけるつけないを決めることができますが、点検口は絶対に必要な設備なので、施主側でできることといえば場所の相談・指定ですね。
担当さんにも「腰アカンねん」的に話したらするっと納得してもらえましたw神営業さんも設計士さんも私たちより年上なので「ホンマのとこどうなん?」的な意味でもだいぶ引き出せましたね。
床下収納活用してます!という人たちは体そのものが元気な人たちだという結論になりましたorz
これから建てられる方、体の事情があったら是非その点も含めて相談してみてくださいね。
過去の要る要らないシリーズはこちら。