おんなふたりで家を買った話

家購入までのかんがえかた、建ててみてどんなふうになったか、そして資産構築など。聴覚障害向けのライフハックも経験談含め盛り込んでいきます。

それ要るかな、要らないかな/1@勝手口

今回は間取りの考察です。

 

ナチュラルに間取りプランに入れられているもの…それは

 

勝手口

 

 

 

いりますかね、あれ??

 

チラシに載っているような一般的な大きさの家にはほとんどキッチンスペースに勝手口が配置されているのです。神営業さんと会ったモデルハウスにも当然のようにありました、広いパントリールームとともに。

一般的な家にはコンロ横か、ここに無ければもう少し大きな棚が置けるよね?ってなところに。夏は換気に使えていいけれど、虫が来るし。冬はガラス部分からひや〜っとするし。雪国だと地域によっては年の半分は使えないでしょうし。

 

私ずずほむの実家は勝手口を洗面所にくっつけて洗濯干し場にして活用していましたが、数年後隣家が建って日当たりが悪くなってしまい正直いらない子扱いで物置状態になり封印。そのあとは二階ベランダまで重い洗濯物を持って上がって干していて、それが大変でしょうがなくて、親は90年代当時は現在と比べてまだ一般的でない乾燥機購入をサクッと決めていましたね…。二階で干すものと乾燥機にぶち込んで大丈夫なものを分けるだけでも手間と労力が随分違いました!

パートナーの実家は自宅駐車場の隣に勝手口を作っていて(道路に面している)、二階に上がる階段もそこから近いため(二階リビングの家)、本当は勝手口だけどよく使うので第二の玄関に昇格していました。もう一つの自宅駐車場は本来の玄関のすぐ隣なのですが、どうやら勝手口が狭くて靴がゴッチャになっててもやっぱり便利なようで本来の玄関を使う機会が少なく(ほぼ来客用)、玄関の存在意義とは…?と正直思いましたね。でも郵便は本来の玄関の方にポストがあるからそっちに入れられるので微妙な手間になってるんだそうです。

 

 

動線上、本当にいりますか?という問題も忘れてはなりません。

 

勝手口なんてのはね、基本道路に面していれば便利だと思うんですよ。下図のように。

あとね、自宅に家庭菜園や広い裏庭、ガレージが奥まであるみたいなスペースがあるお宅。

お風呂を薪で焚くタイプの昔の家だったらキッチンも近くにありますし、そこから裏庭に出る家とか(在りし日の祖母宅です)

家庭菜園の野菜をカゴに入れて一旦勝手口からキッチンへ最短動線で置きに行くとか。

ガレージと勝手口を直結させて雨の日も困らないようにするとか。

部活や仕事なんかで汚れた格好の時や、釣り、マリンスポーツを終えた後に勝手口を洗面所と直結させて風呂場直行とか。

あとはね、討ち入られた時の逃走路とか。(いつの時代だよ)

昔ながらの細かい町割りのエリアとか、細長い古い家は必要だからそうなっています。

そんな感じの活用法ですね。

 

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よくね、売り込みテンプレしか言わないような営業マンがこんな土地に建つ家でも「ここからゴミを置きに」なんぞほざくんですよ。二言目には「便利ですから奥様が喜びます」…絶対キッチンに立ってないでしょあなた?ゴミ捨てやってる?想像力足りてる?と脳内で悪態をついてしまうくらいの馬鹿コメント。これが大手でも言ってくる。似たようなお客様が買うから馬鹿営業の勘違いが減らないんだよ!

よくある分譲地のような土地の切り分け方だとね、現在の建築法の規定ギリギリまで家を建てても、その周囲は人1人通ってちょうどいい感じしかスペースしか残らないわけです。

※なんでかというと、通常の固定資産税の区分け自体200㎡が境界線になっているので、その数字前後の広さの分譲地になりがち。各種面積は住宅ローン控除にも影響してきます。なんでかあんまり説明してくれないポイント。

狭い・使いにくいと自然と使わなくなるのは当たり前。

そんなとこにホイホイ出るかいな?ということをよーく考えてもらいたい。

防犯で家の周囲に砂利を撒いている家が多くなりつつあり、ゴミのためにいちいちジャリジャリジャリジャリ砂利音立てて歩き回るの…?という現実的な問題もあります。

 

そんな狭いスペースは草むしりかタイヤ置きか、設備メンテナンスで立ち入るくらいしか用がない。

 

大家族なら外にあるゴミバケツに仮置き、という場面がありますが、今や核家族が大多数。単身世帯も増えています。私たちが今住んでいるエリアは住宅街ですが、外にゴミバケツ置いているお宅が滅多にいないんですよ。高齢者のお宅もです。

地方都市ならゴミ回収の日も週4〜5ペースでありますし、大きめのゴミ袋なら毎回捨てれば大丈夫だし、わざわざ外にゴミをためておく理由が見当たらないのです。そんなエリアでも上記の売り文句を言われて唖然でした。絶対よく観察してないですよね営業マン!

 

本当にいりますか?それ?

 

ここね、建売はもう建っちゃったら本当にどうしようもない。

だけど注文住宅なら主導権は施主なので範囲内でいじれます。建売でもかなり早い時期ならまだ建っていないので、間に合えば多少のプラン変更ならできます。「これいらない」と言って絶対大きい方が便利な収納棚拡張するなりしちゃえばいいのです。

勝手口必要です!という方、靴脱ぎ場がどうなっているかもよく見ておきましょう。踏み石的なものがあって直接キッチンに上がるタイプの勝手口、サンダルはどこに?外に置きっぱはちょっとね…。夜露に濡れたり、虫が入り込んでたら嫌じゃないですか?サンダルを室内に置くならボックスか吊るやつのグッズを買わなければならない訳で。その分キッチンが狭くなるしスッキリしません。こういうところに気を使っていなければ絶対この設計者…自分で使わない人だ!ってモデルハウスか内覧の時点で分かりますしね。

 

勝手口の活用法がわかりやすいのは億レベルの豪邸なんですが(そういう家はだいたい角地にしてますよね?広い場合は角地のほうが土地活用が便利なのもありますし、デザインもありふれた勝手口タイプじゃなくて、漫画やドラマでも玄関どこ?そっち?みたいなイベントが起きる家w)、そういう家はどのように配置しているのか?

今まで見た中では、電動シャッター付き駐車場に直結させている物置兼勝手口の家はよくありますが、他にビン牛乳の配達箱や新聞受けが勝手口側にあったり(たぶんキッチンがそっちで動線上便利)、立派な門柱のある玄関と横並びだけどやっぱりキッチン側にある勝手口でそこからゴミ出ししてたり(料亭みたいなイメージで)、住人以外の人物つまりミタゾノさんみたいな家政婦さんが出入りする場合にもとても便利な構造になっています。サザエさんでも三河屋さんが台所の勝手口から御用聞きに来ますし。

こういうのを見るといい建築士さんで、住人もしっかり打ち合わせしてるんだなぁと感心しますねー。

キッチン勝手口→外塀勝手口が続いててすぐそこから出られるのもポイント。

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個人的にはこの塀が案外いい仕事してるなと思うわけですよ。

防犯だか災害対策だかで、近年ブロック塀に変わってかなり普及してきたメッシュフェンスは見通しがいい反面、外聞を気にしてお花や子供のおもちゃ以外はあんまり物を置かない現象が見受けられます。我が家の目の前のお宅はなぜか道路正面に勝手口、玄関は隣家に面しているという謎配置なんだけど(おそらく隣家との距離とりと自宅駐車場からの出入りを最優先したものと思われる)、やっぱり変なところにある勝手口を使ってない。我が家からはキッチンに立っている影が見えるなー…程度ですね。ゴミ捨ての日が多くなっただけじゃあるまいよ、見栄えが大きな要因だよ。

なので、分譲地のような立地で見えない位置に勝手口をつけるなど言語道断では???と思うわけです。使ってもゴミ置きくらいしか活用しないならどこかから動物がやってきて食い荒らされるチャンスも増やしてしまう恐れがある。あまつさえ勝手口を使わないのにそこに防犯灯まで付けてるお宅もあって、ただの無駄スペースやんけという感想しかない。

 

要は必要とする家と必要としない家があるって話なのです。

 

消防法だったか建築基準法のどっちだったかな?緊急時のルート確保として玄関以外に出入りのできる場所を確保しなければならないはずなのですが、それは掃き出し窓の設置で解決します。大型家電もここから入れれば玄関から入れるよりもスムーズになることもあるし。

緊急避難の点で心配なら、防犯柵のない両引き窓もひとつくらいは設置しておくと、玄関、掃き出し窓、両引き窓で避難ルートを3つ確保できますね。

出入り口を作る場合、泥棒対策も忘れてはならないところですが、逆に侵入想定ルートを絞ればかなり対策が立てやすくなりますので、ご参考までにどうぞ。

あと、防犯対策として建てる予定の土地周辺もよく見ておいて、建築士さんと相談することもおすすめします。勝手口だけでなく窓の位置もプライバシー確保含め本当に大事なので。

 

というわけで我が家には設計の段階で勝手口をなくしてもらいました。

その分キッチンに大きな収納棚をつけられて満足ですw

 

 

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